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休憩時間の問題点

2019年6月30日

少し前の新聞に掲載されていましたが、今年から働き方改革関連法が施行され、残業時間の上限規制が厳しくなり、それをクリアするために、従業員の方は休憩時間中も仕事をしていることが問題となっていました。皆さんの会社ではどんな状況でしょうか?

 

◎そもそも休憩時間のルールとは何でしょう。

■労働時間ごとに付与される休憩時間

 ①1日の労働時間が6時間以下の場合…0分

 ②1日の労働時間が6時間を超え8時間以下の場合…45分

 ③1日の労働時間が8時間を超える場合…60分

 ※上記は最低の付与休憩時間であり、それより多く付与しても問題はありません。

■休憩付与の3原則(一般的な企業の場合)

 ①途中付与の原則

   始業前とか終業後に付与するのではなく、労働時間の途中に付与しなければなりません。

 ②一斉付与の原則

   原則決められた休憩時間に、全員一斉に休憩を取らせなければなりません。

   (労使協定を締結すれば交代等で取らせることは可能です)

 ③自由付与の原則

   原則従業員に自由に利用させなければなりません。

 

新聞で問題となっていた、休憩時間中に労働していることについて、従業員の方が「休憩時間は自由付与の原則より、何をしても良いのだから仕事をするのも自由でしょう。今仕事をしないと残業時間をクリアできないです」と言ったらどうでしょうか?

 

確かに本人の意思であれば違法ではないかもしれません。但し、本来の休憩時間の意味は「休憩中は労働から解放され、体や心を休める時間」なので、この目的には反します。

 

難しい問題だと思いますが、会社の上司はそこを良く理解して、やはり会社全体で生産性の向上や作業効率アップを図り、もし休憩時間に仕事をしている従業員の方がいたら、休憩をとるように指導してもらえたらと思います。

 

 

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