労働基準関係法令違反に係る公表事案
- 2018年8月 3日
皆さん、ご存じでしょうか?
現在、厚生労働省や都道府県労働局のホームページに、労働基準関係法令に違反し送検された企業・事業場名称、所在地、その違反内容等が掲載されています。
これは、2016年10月1日より開始されたもので、過去1年間分の違反事案が都道府県別に掲載されています。これは公表制裁にあたり、これにより企業イメージもかなりダウンするのではないでしょうか。
上記タイトルで検索をかけるとすぐに閲覧できるので、もしご興味があれば一度確認してみてはいかがでしょうか。
簡単にその内訳をみると、以下の通りとなります。
◎都道府県別累計掲載件数(ワースト5)
1位 愛知県
2位 大阪府
3位 福岡県
4位 北海道
5位 東京都
◎違反内容のワースト3
1位 労働安全衛生法に関する事案
2位 労働時間に関する事案
3位 賃金に関する事案
※ほとんど上記3件で占められています。
違反内容の件数でみると、圧倒的に労働安全衛生法(以下「安衛法」という)に関する事案が多く、全体の約2/3を占めています。会社では、労働時間に関する規制とか賃金の支払いについてはきちんと対応しているかもしれませんが、安衛法関連は意外と疎かにしていて盲点かもしれません。
そこで、次回ブログでは、この安衛法の対応策について説明をしたいと思います。
よろしければ参考にしてください。