労働基準監督署の調査対応
- 2018年6月 9日
先日、ある事業所で労働基準監督署の臨検があり、その調査に立ち会いました。
その調査内容は、今回は定期監督に該当するため、主に以下の項目で進められました。
1. 事業所の概況確認
・人員数、組織、性別、社員区分の確認
・業務内容、労働契約書の確認
2. 就業規則、労使協定書の確認
・各種就業規則、付則規程の確認
・36協定、変形労働協定書の確認
3. 労働時間の確認
・残業時間、休出出勤労働時間の確認
・タイムカードの確認
・長時間労働削減策の確認
4. 未払い賃金の確認
・賃金台帳とタイムカードの付け合せ確認
5. 安全衛生面の確認
・健康診断、ストレスチェックの実施確認
・異常の所見のある者に対しての医師の意見徴収確認
・過重労働者への対応確認
※この事業所において、事前に違反箇所は是正したので、是正勧告はありませんでした。
毎年のように労働基準監督署の調査に立ち会いますが、年々その調査内容が厳しく(細かく)なってきています。特に労働時間の削減のためにどんな手段をとっているかという点は、細かく確認されるようになってきています。
このように、日々改訂される労働法や世の中の動きに柔軟に対応し、目先の労働基準監督署の調査に対応するという目的ではなく、あくまでも労働者の過重労働防止と安全衛生面の確保を目指して、日頃からきちんと労働環境等を整備する必要があると思います。